デング熱ウイルスを運ぶ能力があるヒトスジシマカのメス、どこにでもたくさんいることはひみつではありませんね。代々木公園・明治神宮を越えてデング熱のヒト感染が広がっていることが確認されているようなので、各地からの観光客も多い京都も時間の問題かもしれないと思い、気になっている方に対策方法をお届けします。大した対策ではないのであまり期待しないでください。
過去の報告から、都市部では雨水桝にたくさんのヒトスジシマカの幼虫がいることがわかっています。
(たとえば衛生動物だより43号http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000064/64979/HP043.pdf)
(たとえば衛生動物だより43号http://www.city.kyoto.lg.jp/hokenfukushi/cmsfiles/contents/0000064/64979/HP043.pdf)
成虫(飛んでいる蚊)より幼虫(ボウフラ)のほうが一箇所にかたまっているため対策の効果が高いとされています。
道路脇や庭にある雨水が流れこむコンクリートのフタの下の水にた~くさんいます。水流程度では卵は流れないので、成長抑制ホルモンであるスミラブなどの薬剤の利用を考えるか(哺乳類に害はありませんが、一部の虫が孵化できなくなります)、自宅なら雨がたまらないようにコンクリを流し込んで水がたまる砂トラップ部分をつぶしてしまう方法があります。竹やぶの切り株はアルミ箔と糸でフタします。昔の人は水面に油をはって溺死させました。天敵の魚がいるような池には彼らも莫迦ではないので普通卵をうみません。池を目で見て幼虫がひょこひょこしていなければ今の段階では水を抜く必要はないでしょう。防火バケツや蓮の鉢には金魚やメダカでもはなしておくか、網戸をのせておきましょう。お墓の花瓶は磨いた10円玉をたくさんいれておくか(効果がないという研究もあり)、今年くらいはひっくりかえして花は造花くらいにしておきましょう。こんな状況なのでご先祖さまも許してくれるはずです。ご自宅の鉢植えの水受けにも注意してくださいね。よくいます。
正直、成虫対策の殺虫剤の空中噴霧では、蚊は一瞬いなくなるだけで半日後には空白になったその空間にまわりから入り込んで、戻ってきてしまいます。成虫の退治は蚊取り線香ではいくらモクモクやっても足りません。
成虫対策はどんな方法でも決めてにかけるのですが、夏休みの宿題をまだ抱えているようなお子さんがいらっしゃるなら、ドイツで開発され、野外調査でも高い捕獲率をほこる吸い込みトラップのもどきを自作するのがいいかもしれません。1日ほど履いた靴下と、小さなファン(百円ショップのでもよいがパソコン部品の12cmファンで100CFM以上の風力あるものがオススメ)、キッチンの生ごみネットと、洗濯ネット、白い容器とファン直径程度の黒い筒でつくれます。
とれた蚊はいずれ採集協力体制ができた時のために日にちをメモしたジップロックにいれて冷凍庫で保管すれば完璧?です。成虫も幼虫も冷えると半時間もしないうちに死にます。家の中においておくと靴下の臭いも広がるし、わざわざ家に呼んでいるようなものなので庭のすみっこに傘でもさして置くのがいいかもしれません(漏電に注意)。
成虫吸い込みトラップの外側の大きめのバケツは白く、内側の吸気ファン筒は必ず黒く。内側の筒との隙間には洗濯ネットをはって排気を柔らかくしよう。やつらは足の臭いが好きなのでこれでよく集まります。黒いところにも集まるので簡易的には黒いかばんをあけておいて日陰の涼しいところ(家の隅っこ)に置いておくだけでもはいります。必ず閉まるタイプのバッグにしましょう(あとからいっぱい飛び出してくる)。
自由研究としては毎日の天気と、蚊の数の変動を研究すれば、、、日付で夏休み中にやっていなかったことがバレてしまいますね。
こういうのを神社仏閣の観光名所に灯籠のようにさりげなくした「蚊ぁさん毎度おこしやす」を作っておいて成虫蚊を退治いや「おもてなし」しようという計画をしていたのですが、残念なことにあっという間に本番が来てしまいました。
蚊の成虫は乾燥や35度以上の高温、日向が苦手なので草を刈って、庭の風通しをよくしておくことは防御になります。
京都は盆地で夜も高めの温度と湿度が続き、蚊には適した気候です。ヒトスジシマカが成長しなくなる平均気温10度を切るまでは油断せず、ご注意ください。銭湯・旅館などでは排温水付近での通年の発生(デングに関係ないアカイエカやユスリカが多いようだけど)にご注意ください。長文失礼しました。
家庭でできる、よい方法の情報交換していきましょう。
